バーベキューで必要な道具は? これだけ揃えれば初心者でも安心!
アウトドアシーンでの料理と聞いた際に、バーベキューを思い浮かべる方も多いでしょう。夏のイメージが強いバーベキューですが、実は秋に行うのもおすすめのアクティビティです。ここでは、秋に行うバーベキューの魅力や必要な道具、より快適にバーベキューを楽しむために用意しておくと便利な道具をご紹介します。
【目次】
■秋はバーベキューを楽しむのに最適な季節
バーベキューというと夏に行うイメージが強いですが、実は秋はバーベキューに適している季節です。その理由としては、次のようなことが挙げられます。
【秋の味覚を楽しめる】
サンマやサツマイモ、キノコ類など、秋は旬を迎えるおいしい食材がたくさんあります。お肉以外の料理も楽しむことができるうえ、暑さが和らいでいるため温かいスープや煮込み料理といったメニューもおいしく食べられるでしょう。
【アウトドアにちょうど良い気候】
秋は気温が適度に下がっている日が多く、快適に過ごしやすいです。バーベキューがひと段落付いたら、そのまま焚き火を楽しみながら暖を取ることもできます。
また、夏に比べると蚊やアブのような虫が少なく、気温的にも長袖長ズボンを着用しやすいので、虫対策も簡単です。
■バーベキュー前日に下準備をしておくのがおすすめ
バーベキューを行う際は、購入した食材をそのまま持ち寄るのではなく、前日に下準備をしておくと、当日の作業を減らしてスムーズに調理に取り掛かることができます。
切っておいて問題ない野菜などの食材は、あらかじめ自宅で切って保存しておきましょう。また、肉や野菜も発泡トレーからビニール袋に移し替えておけば、現地で出るゴミの量を減らすことにつながります。ビニール袋に入れる際に下味をつけておくのもおすすめです。
このような下準備をあらかじめ自宅で済ませておけば、ゴミを減らすと同時にバーベキューに持っていく道具の数を減らすことにもつながるため便利です。
■バーベキューの道具を揃える際の注意点
バーベキューで必要な道具は、参加する人数やバーベキューを行う場所、作る料理、下準備の有無などによって変わります。
たとえば、人数が多い場合は大型のグリルやたくさんの食器類が必要ですし、道具をレンタルできるキャンプ場なら荷物を減らせる場合もあるでしょう。
他にも、作る料理によっては網だけでなく鉄板や鍋も必要になる場合があります。どのようなシーンで、どのような料理を作りたいのかも踏まえながら、バーベキューの道具を揃えることをおすすめします。
■バーベキューの必需品
バーベキューを行う際には、食材や飲み物をはじめ、必ず用意しておきたい道具がいくつかあります。では、どのような道具がバーベキューの必需品といえるのでしょうか。
・バーベキューコンロ
バーベキューコンロがなければ食材を調理することはできません。サイズや形状、性能などに応じて多くの種類がありますが、人数に対してコンロが大きすぎると火力が強すぎたり、燃料を余計に消費したりすることも考えられるため、最初に必要なサイズを考えるようにしましょう。
焼き面のサイズが30×20cmの商品は3人程度の少人数のバーベキューに、40×30cmだと5人程度、6~8人でバーベキューを行う場合は60×40cm以上が、バーベキューコンロを選ぶ際の目安です。
コンロの燃料は炭を使うタイプが一般的です。炭火の持つ遠赤外線の効果で食材がおいしく焼きあがりますが、火おこしや火加減の調整が難しく、後始末にも手間がかかるなどのデメリットもあります。バーベキュー初心者でうまく使えるかが不安な場合は、着火や火加減の調整が簡単なガス式のバーベキューコンロを用意するのもおすすめです。
食後に焚き火も楽しみたいという方はガス式ではなく、炭を燃料に使う焚き火台タイプの製品を選ぶと良いでしょう。
・炭や着火剤
炭を燃料に使うバーベキューコンロの場合は、木炭や着火剤、着火用のライターを用意する必要があります。用意する炭の量は、大人1人または1時間につき1kg程度が目安です。
炭に直接マッチやライターを近づけるだけでは火は着かないため、炭を使う場合は着火剤も一緒に用意しておきましょう。
ガスを燃料に使用する場合は、バーベキューコンロに適したガス缶を選ぶ必要があります。ガス缶には家庭でもカセットコンロなどで使用する「CB缶」と、アウトドアシーンでの使用を目的にした「OD缶」の2種類があるため、コンロがどちらを使用するのかも確認しておきましょう。
・火ばさみ・トング
炭を移動させたり食材を掴んだりするための火ばさみやトングも、バーベキューに欠かすことはできません。食中毒などを予防するため、食材を掴むトングは生肉用と焼きあがったもの用、野菜用など、複数個用意することをおすすめします。
炭を掴む用の火ばさみがあれば、炭を移動させて火力を調整できるうえ、準備の際に炭を直接触る必要がなくなります。食材用と炭用ともに、火からの距離が遠くなり安全に作業を行える、持ち手が長い製品を選ぶと良いでしょう。
・クーラーボックス
お肉や野菜、魚介類のような生鮮食品を取り扱うバーベキューでは、食材が傷まないようにクーラーボックスも用意しておく必要があります。
クーラーボックスはフタを開け閉めする回数が多かったり、開けている時間が長かったりすると、中の冷気が逃げて保冷力が低下してしまいます。食材用と飲み物用で2つ用意して、中のものを探しやすくしておくといった工夫をすると良いでしょう。
⇒クーラーボックスはキャンプの必需品! 選び方と保冷力を長持ちさせる使い方
・アウトドアテーブル・チェア
アウトドアテーブルやチェアがあれば、飲み物や食べ物をテーブルに並べたり、チェアに座ってくつろいだりできて便利です。
テーブルやチェアの高さにはいくつか種類があるので、使いやすいタイプを選ぶようにしましょう。チェアはテーブルの高さに合わせて選ぶ必要がありますが、テーブルとチェアがセットになった製品なら、高さがはじめから揃っているためおすすめです。
・食器類
食事を用意したり焼いたお肉を食べたりする際には食器類も必要です。食器には使い捨てできるものや何度も洗って使える見た目がおしゃれなものなど、いくつか種類があります。洗って使いまわせるものなら、バーベキュー後にゴミが出ないためエコに使うことができます。
落としてしまったり調理の際に使用したりすることを考えて、人数分よりも少し多めに用意しておくのがおすすめです。
■より快適にバーベキューを楽しむための道具
より快適にバーベキューを楽しむためには、必需品以外にもいくつか用意しておきたい道具があります。用意しておきたい道具の一例をご紹介します。
・軍手や耐火手袋
火ばさみを使って火元と体の距離を取る場合でも、よりしっかりと体を熱から保護するために、軍手や耐火手袋を用意しておくことをおすすめします。
軍手や耐火手袋があれば、コンロに炭をセットしたり網を動かしたりする際に便利です。火ばさみでも問題ありませんが、手を使った方がより細かく位置を調整できます。
・鉄板
バーベキューで使う網に加えて鉄板やプレートがあれば、焼きそばなどの料理を楽しむこともできます。
肉や野菜、魚介類を焼くだけのバーベキューなら必要はありませんが、持っていると料理の幅が広がるため、料理にこだわりたい方にはおすすめの道具です。
・レジャーシート
レジャーシートも用意しておけば、荷物置き場として活用したり、少し横になってくつろいだりできます。
テーブルとチェアがあれば必ずしも必要というわけではありませんが、用意しておくとより快適にバーベキューを楽しめます。レジャーシートを用意する場合は、雨上がりの湿った地面でも使える防水加工のものがおすすめです。
・タープ
日除けや雨除けの役割を持つタープも、バーベキューの際に持っていくと良いでしょう。晴れて日差しの強い日でも、タープで日陰を作れば快適にくつろぐことができます。また、タープで作った日陰の下にクーラーボックスを置けば、食材管理にも役立ちます。
⇒タープとは? 種類や選び方のコツを知り快適にキャンプを楽しもう
■道具を揃えて秋のバーベキューを楽しもう
旬のおいしい食材が多く気温も高すぎず快適に過ごせる秋は、バーベキューに適した季節です。また、バーベキューは必要な道具や食材を揃えれば、初心者でも楽しみやすいアクティビティでもあります。
コンロや火ばさみといった必需品を揃えて、バーベキューでおいしい秋の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。
RECOMMENDED POSTS
この記事を見た方におすすめの記事