夏キャンプの大敵 “蚊”!蚊取り線香を使いこなそう。HOW TO CAMP!基本すぎて聞けないこと、教えます! File 4
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キャンプというのは、「大自然に囲まれてとっておきの時間を過ごす」ように、表向きにはステキな体験の場でもありますが、見方を変えれば…。
そうです。そうなんです。自身の技量が試される、いわば「人間力」を見極められてしまう場でもあるんです。
さてそんなキャンプですが、夏と言って真っ先に思い浮かぶのが「虫」。
「どうせなら、虫除け対策もクールに決めたい!」な〜んてあなたのために、基本すぎて聞けないキャンプのHOW TOを、ここでこっそり伝授します!
第4回は、虫除け対策のなかでも日本の伝統的手法である「蚊取り線香」について。
キャンプに行く前に、種類や設置方法などをここでしっかり学んでおきましょう!
■蚊取り線香ってどんなのがあるの?
蚊取り線香といえば「あの緑色をした渦巻き状の…」と思い浮かべるかと思いますが、最近は定番タイプだけではなく、さまざまな種類の蚊取り線香がラインナップされています。
1. 定番うずまき型
言わずと知れた、「ザ・日本の夏」的ド定番の蚊取り線香です。緑色のうずまきから立ちのぼる細い煙の香りを嗅ぐだけで「あ〜、夏だ〜〜」と思えてしまうから不思議です。
2. アロマタイプうずまき型
ピンクやパープル、ライトグリーンなど、カラフルな色使いの蚊取り線香です。ローズやラベンダー、森林といった、癒し効果も高そうなこれらのタイプは、ほんのりとした良い香りも楽しめます。
最近では柚子やカモミール、スイカをはじめさまざまな香りが購入できるので、お香感覚で購入する人も増えているとか。
3. プロも認める極太うずまき型
林業や農業に従事しているプロの方々には超メジャーな蚊取り線香「パワー森林香 赤函」。プロが認めている蚊取り線香、ということはつまり、終日屋外で過ごすキャンパーにとってもオススメの蚊取り線香であること間違いナシです。焚く前から「おおおお、これは効きそう!」と思えるほど、通常の蚊取り線香よりも太くしっかりした作りになっています。色が赤なのも、主役級感満載で期待大!
4. お香感覚で使えるコーン型
うずまき型とは異なり、お香タイプの蚊取り線香なのでテーブルや作業台の上に置いても邪魔にならないのが特徴です。蚊取り線香は足元に置く場合が多く、作業中にうっかり足をぶつけてうずまきを破壊してしまった、なんて経験をしたことがある人も少なくないのではないでしょうか? そんなうっかりさんにもオススメの蚊取り線香です。
結論:季節や安全面を考えて、ぴったりの蚊取り線香をチョイスしよう
■蚊取り線香ケースもいろいろ!
蚊取り線香専用の携帯ケースで充分OKではありますが、せっかくキャンプに来たからには蚊取り線香ケースもオシャレに装ってあげたいもの。
最近では雑貨屋さんなどにアウトドア感満載なものが売っていたりするので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、キャンプで欠かせない「ペグ」を上手に使って蚊取り線香台代わりにするツワモノもよく見かけます。無骨な感じがたまらないので、こちらもオススメです。その際、芝などを焦がさないようキャンプ場のルールに従ってくださいね。
結論:とっておきの蚊取り線香ケースで、SNS映えも狙ってみよう
■蚊取り線香の効果的な設置場所って?
いくら蚊取り線香を焚いたところで、効果的に設置しなければ意味がありません。
では、どのように置けば効果的なのか、一例をピックアップします。もちろん、正しい置き方をしてもそこは自然の世界。100%効果があるとは限りませんので、そこは自然の摂理に従いながら複数の方法を組み合わせて、できるだけ刺されないような対策をしましょう。
1. 足元に寄り添いお供します式
確実に蚊取り線香に守ってもらう一番の方法がコチラ。足元に置いたり、椅子のフレームなどに引っ掛けておけば、常に身近で効果を受けることができてバッチリです。
2. 結界張ってエイヤッ式
テントサイトの四隅に蚊取り線香を設置する方法です。サイト全体がまんべんなくあの「かほり」に包まれ、虫除け対策ができるという仕組み。秘密のベールならぬ、蚊取りのベールに包まれてしまいましょう。
3. 風上カモーン式
蚊取りのベール効果が期待できるのは、風がほとんどなく穏やかなときのみ。風向きによってはベールが風下に全部流されてしまうので、そんな場合は四隅ではなく風上に並べてしまいましょう。もちろん強風時は、火を使用している蚊取り線香自体が危険なので使用を控えてくださいね。
結論:設置場所を間違えると容赦なく蚊の餌食になるぞ
■虫除け対策以前に大切なこと
できる限り虫さんの餌食になりたくない!という気持ち、分かります。しかし蚊取り線香をたくさん焚いても、強力な虫除けスプレーをシュッシュしても、虫さんが主役の季節・場所で短パンノースリーブみたいな格好をしていたらそりゃ防げないよ、ってもんです。
まず何よりも大切なのは「虫さんの餌食になりにくい格好」をすること。
半袖よりも長袖。薄手よりも厚手。濃い色よりも薄い色。この3つを基本に、季節に応じて上手にチョイスしましょう。
特にスズメバチが活発になる夏から秋にかけては、服の色に注意!黒い色を攻撃する習性があると言われていますから、黒や濃色はできるだけ避けたほうが無難です。髪の毛を帽子で隠すのもポイントですね。
結論:虫除け対策の前に、無防備にならない対策をしよう
■もし刺されてしまったら
十分な虫除け対策を施したとしても、そこは自然の中。刺されてしまうことだってあります。虫さんの種類によっては、時としてアレルギー症状であるアナフィラキシーが起こることも考えられます。そんなときは一刻も早く医療機関を受診することが重要ですが、現地でできる応急処置も知っておくと便利です。
そのアイテムのひとつが、注射型の「ポイズンリムーバー」。
刺された直後にポイズンリムーバーを患部に当て、毒素を少しでも吸い出しておくことで、毒の拡散を最小限に抑えることが期待できます。手のひらサイズでそれほど邪魔になるものではないので、ぜひ救急セットのレギュラーメンバーにしておきましょう。
結論:いざというときのための知識や対策もしっかり備えておくことが大事
基本すぎて聞けないキャンプのHOW TO、「蚊取り線香編」はいかがでしたか?
次回は「
テーブル&チェアの選び方編
」をお送りします。どうぞお楽しみに!
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